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近江屋跡
京都・河原町通の近江屋は、由緒ある醤油屋でした。幕末の井口新助の代に土佐藩の御用達となり、店の2階（井口邸）が坂本龍馬らの滞在先となっていました。
坂本龍馬は斜め向かいにある土佐藩邸に滞在するよう周りから勧められていましたが、門限があることが理由で近江屋に滞在していました。
御陵衛士屯所跡
御陵衛士屯所跡は、京都市東山区下河原町の高台寺月真院内にあり、孝明天皇の御陵衛士が幕末維新時代に守護組織を形成した場所です。御陵衛士はこの寺の名前から高台寺党とも呼ばれました。
伊東甲子太郎殉難の地
伊東甲子太郎殉難の地は、本光寺のあたりで、伊東甲子太郎は、新選組から分離し、新選組隊士の大石鍬次郎ら数名により暗殺された場所です。
伊東は新選組から酒宴に呼ばれた帰り道に新選組隊士に待ち伏せされ襲撃されました。
伊東の屍は放置され、引取りにきた御陵衛士隊士も待ち伏せに会い、大人数の新選組の襲撃に遭いました。ここでは、藤堂平助、服部武雄、毛内有之助などの御陵衛士隊員が死亡しました。
京都守護職上屋敷跡
京都守護職上屋敷跡は、幕末京都の治安維持を目的として、1862年に新たに設置された役職である京都守護職の上屋敷跡です。
京都守護職は幕府の役職で、主に京都の治安維持を担当し、京都所司代や京都町奉行の上位職にあたっります。新選組も京都守護職の組織であり、大きな役割を果たしましたが、その分、討幕派からの恨みも大きく、会津藩と新選組は明治維新の最大の被害者となった感があります。
会津藩主であり、京都守護職であった松平容保は、当初黒谷光明寺に陣を構えていたが、1,863年より新しい屋敷の建築に着工し、1865年からここに陣を移しました。
京都所司代上屋敷跡
京都所司代上屋敷跡は、京都市上京区藁谷町の旧待賢小学校敷地にある場所で、江戸時代に置かれた京都所司代の屋敷跡です。
最後の京都所司代である桑名藩主松平定敬は、会津藩主で京都守護職の松平容保の実弟であり、雄藩勢力との対抗を通じて連携を深めた松平定敬・松平容保・一橋慶喜の３者は、幕府から半ば独立して朝廷を援護する勢力を形成し、大政奉還に至るまでの中央政局を主導する一会桑政権を形成し、薩長らの討幕勢力に対抗しました。
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